くろたん-オカルト・都市伝説まとめ-

【怖い話】体験学習

885 本当にあった怖い名無し
俺は地元で就職してるんだけど、つい一週間前、
東京の大学に行ってる中学時代の同級生から電話があった。

それぞれ別の高校に行って、こいつとは卒業以降連絡がなかったんでちょっと驚いた。
出てみると「中学2年の社会体験学習のときのことをできるだけ詳しく思い出してみてくれ」
と思いもかけないことを聞かれた。
「なんで今頃そんなことを聞くんだよ」と問い返すと「わけは後で説明をする」と言う。

中学2年のときはそいつと同じクラスで、
たしか俺が班長で4人グループで郊外にある食肉工場の見学に行ったはずだ。
自分らが興味のある分野(俺らなら食品加工業)を選び、
電車で日帰りできる範囲から訪問先を決めて自分らで連絡を取り、
出かけて行って何らかの体験をさせてもらったり、質問に答えてもらったりするという活動。
もちろん担当の先生も連絡してくれるし、校長からの依頼状も出る。
俺らはそのとき菓子工場をねらってたんだが女子のグループにとられてしまい、
それでソーセージなどを作ってる工場にしたんだっけ。
俺が班長だったからアポの電話をかけたんだけど、
市内の有名工場には日時の都合が合わず断られてしまって、
酪農家の有志が立ち上げたという郊外にある小規模な工場を訪問したのを、
そいつ(以下友人)との話の中で思い出した。


886 本当にあった怖い名無し
当日バスと歩きで9時頃に着いた工場は、想像してたよりも大きな建物で、
若い女の人と年配の男の人が迎えてくれた。俺らはまず生産過程を見学させてもらう予定で、
受付で衛生服と帽子をつけさせられ消毒をうけて工場内に入ったんだが、
最初に入ったホールのようなところに大きな神棚があるのに驚いた。
質問をすると「これは畜魂をお祀りしてあるのです」という答え。
どうやら原材料となる豚や牛などの御霊を鎮めるためにあるらしかった。
その後、原料肉から形をつくり、くん煙し、加熱し包装するという過程をひととおり見せてもらった。
衛生にかかわることだけに体験することができる部分はなかったが、
俺らは場内にこもる熱気と機械の音、
それから無言で黙々と作業をする少人数の従業員の様子に圧倒されっぱなしだった。

その後、小会議室であらかじめ考えてきた質問に答えてもらうことになったんだが、
友人がトイレに行きたいと申し出た。
「すぐそこだから」と簡単に場所を教えられて一人で行ったもののなかなか帰ってこない。
女の人が様子を見に行ったが、しばらくして戻ってきて、
「お友だちは気分が悪くなったようなので、保健室で休んでもらっています。
原料のにおいや熱にあてられたのかもしれませんね」ということだった。
俺らは友人ぬきであれこれ質問をしたが、どれもていねいに答えてもらった。
製品はほとんど外国に出しているというのが意外だった。
その後、まだ人のいない社員食堂でハムやソーセージを試食させてもらうことになり、
とてもおいしかったのを覚えている。
おみやげをもらって帰る段になって、別の女の人につれられて友人が戻ってきたが、
顔色がすぐれない。俺らは学校に帰って今日の体験を新聞にまとめる活動をしたが、
友人はやはり具合が悪いようで、そのまま早退し翌日から学校を2日休んだ。


887 本当にあった怖い名無し
ここからは友人の話をまとめたもの。
・・・俺、あのとき具合が悪くなっただろ。トイレに行く前まではなんともなかったんだけど、
行く途中の廊下に開いているドアがあり、全面に黒いカーテンがかかってる大きな窓があったんで、
何気なく入ってすき間からのぞいてみたんだよ。
そしたら、そこからずっと下の方に広い部屋が見えて、
大きな機械についた変電所にあるような電極がいくつもうなってた。
そのまわりを先がとがった白い頭巾をかぶった人が数人歩き回ってて、
床に大きな五角形の星が書いてあったと思う。
窓を触ってる手にビリビリという振動を感じて、
そしたら急に頭が猛烈に痛くなってその場にしゃがみこんでしまったんだ。

すると背後に俺らの相手をしてくれていた女の人がいつの間にかきていて、保健室につれてってくれた。
そこには白衣を着た年配の女の人がいて、俺はゼリーのようなものを飲まされてベッドに寝かされた。
そこで夢を見たような気がするんだ。はっきりとは覚えていないけど、
ベッドの周りを、白い頭巾と白衣の人たちに囲まれている夢だ。
頭巾の穴からのぞいているのは人間じゃなくて動物の眼だと思った。
そこで目がさめると、頭痛はなくなってて、そのかわり胃がちょっとムカムカした。
さっきの女医さんのような人が「だいじょうぶですか」と聞いたんで、
無理をして「迷惑かけてすみませんでした」と答えてお前らのとこに戻ったんだよ。
でもその後も調子悪くて学校を休んだりしたけどな。


888 本当にあった怖い名無し
で、なんでお前のとこに連絡したかっていうと、
この間、大学の部活の合宿の後に血尿が出た。顧問の先生が心配してくれて検査のために入院したんだが、
そのときに腎臓が片方ないことがわかったんだ。
医者の話では生まれつき片方しかないのだと思うが、
それにしては臓器の発育のしかたなどにおかしな点がある。
しかし体に摘出手術の跡などがまったくないんで、そう考えるしかないだろうとのことだった。
これを聞いたときに、なぜかあの体験学習のことが頭にうかんできて気になったんでお前に連絡してみた。
まあ気のせいだろうとは思うが。
ただネットであのときの工場を検索してみたんだけど、まったくひっかからないんだよな。
田舎なんで宣伝してないのかもしれんけど。
・・・こんな話だった。

先日の日曜日にバイクで、見学した工場の場所を思い出しながら行ってみた。
するとどうやら解体されてしまったらしく、大きな建物だった跡は草地になって、
その端のほうに黒い磨かれた石の碑がつくられていた。
碑には「畜魂」と大きく彫られていて、その後に小さく五角形の星マークがついていた。
近所の人に聞くともう数年前に廃業してしまっているとのことだった。
従業員は地元採用ではなかったんで、詳しいことを知ってる人間はいないと言われた。

【怖い話】絵馬の願い

881 本当にあった怖い名無し
俺は便利屋業をしてるんだけど、この間じつに奇妙なことがあったんで書いてみるよ。

便利屋といっても俺が所属してるのはけっこうな大手で、担当はネット・パソコン関係全般。
引っ越しでのインターネット接続やマルウエアの駆除といった簡単なことから、
アクセス解析やデータ修復などのやや面倒なことまで何でもこなす。
どこか教えてはもらえなかったが、某所から依頼があって約1ヶ月派遣のような形で仕事をした。
で、俺と年下の同僚と2人で一戸建ての貸事務所のようなところに連れて行かれ、一室を与えられた。
部屋にはデスクトップが2台あって、百枚ほどの絵馬が運び込まれている。
かなり違和感があったが、担当者の説明でどうやら何かを検索する仕事だとわかった。
・・・ふつう絵馬というのは出している神社の名前がどこかに書かれているもんだけど、
その部分が黒く焼かれたり削られていたりしてわからなくなってる。
大きさや屋根のところの形なんかが違ってるんで、複数の神社のが混ざってるんだと思った。

共通してる点は、1年以内のものであることと、すべて奉納した人の実名が記されていること、
それから書かれている願い事の内容が、
何というか、とうてい神様が聞いてはくれないだろうと思われる身勝手なものであることだ。
例えば「不倫相手の妻が早く死んで、自分が晴れて結婚できますように」とか、
「夫がどうかこの世から消えてくれますように」とかそういうやつばかり。
中には写真が入っているものや、赤ボールペンで細かくびっしり書き込まれたのもあって、
嫉妬や憎悪が立ち上ってくるようで、見てるだけで嫌な気持ちになる。
仕事はというと、これらに書かれている実名や住所を手がかりに、
ネットを使って願いがかなったもの、かなわなかったもの、
わからなかったのに仕分けするという内容だ。
これは検索のセンスもあるだろうが実に難しい話で、8割がた以上が「わからない」になってしまう。
残りもほとんどが「かなわなかった」になるのは当然だと思うが、それでも1日に数枚、
「かなった」に分類されるものがあった。
つまり「死んでほしい」と書かれている人と住所や名前の一致する死亡広告を見つけたなんて例だ。



882 本当にあった怖い名無し
なぜこんなことをするのかまったくわからないまま、同僚とだべったりしながら仕事を進めた。
9時から5時までで、昼休みには外に出て飯が食える。部屋には飲み物もあったし、
成果に苦情を言われることもなかったから、
絵馬に書かれてることで気が滅入るのをのぞけば、楽といえる内容だった。
事務所には俺ら以外にも数人いるようで、顔を合わせれば話などもするが、
他の部屋には入らせてもらえなかったな。
仕分けした絵馬はそれぞれ木箱に入れておくと、翌朝には新しいのにかわっている。
あと箱の中につねに少量のおがくずが落ちているようになった。
もしかしたらこの絵馬を加工しているのかもしれない。

仕事を始めてから体調が悪くなった。俺は独身で毎晩焼酎を飲んでたんだが、
一口飲むとむせるようになり吐き気がしてくる。飯もほとんど食えない。
それに夜更かしのほうだったんだが、10時ころになるとストンと落ちるように寝てしまう。
しかもまったく夢を見ないんで、寝て数秒後に朝がきてしまうという感じなんだ。
トイレにも起きない。恥ずかしい話だが、朝起きると寝小便してしまっていたことが2度あった。
子どものころでさえなかったのに。
昼、同僚と飯を食いにいっても軽いものしか受けつけないんでソバとかになる。
俺と同じように食が進んでない同僚と話をしたら、
家ではほとんど俺と同じ状態だということがわかった。
で、この仕事の間、俺らはどんどん痩せていった。


883 本当にあった怖い名無し
その他にも奇妙なことがあって、出退勤の電車の中などで馬のいななきが聞こえてくる。
競馬をやるんで馬の声は知ってるが、それとはまた違った大きな音が耳元近くでする。
俺は思わずビクッとしてしまうが、他の乗客の様子に変わったところはないので、
俺だけに聞こえる幻聴なんだと思う。
同僚にこの話をしたら、最初は聞こえませんよと言ってたが、
数日したら、自分にも聞こえるようになりました、に変わった。
しかもどうやら俺より回数多く聞いているらしかった

あと2日で契約の期間が終わるという段階で、俺は5kgくらいだったが、
同僚の場合は10kg以上体重が減っているかもしれず、頬がこけて別人のようになっていた。
たまに本社に顔を出すと、俺らの変わりように皆驚いた。
最後の日に担当者らしい若い人が出てきて「ご苦労様でした」と言って封筒に入った金を渡そうとした。
「給料が出ていますので」といちおうは断ったが、「たいへんだったでしょうから」
と押しつけてくるんで、同僚と目配せしてもらっておくことにした。
そのとき担当者が「どちらかに届けてもらうんですから」と歌うようにつぶやいた。
俺らがけげんな顔をしていると、笑いながら頭を下げた。
この仕事が終わったとたんに体調がもとに戻った。
封筒には20万入ってたんで、いくらかを競馬の元手にしたらバカヅキ状態になった。


884 本当にあった怖い名無し
寝てから夢も見るようになった。この仕事が終わって2日後の夜、
その同僚が木でできた馬に乗って空を飛んでいる夢を見た。
ものすごく真剣な表情で、小脇に紙束をかかえ手綱も持たずに前を見ていた。
声をかけようとしたがあっという間に遠ざかってしまった。
次の日同僚は予定されていた場所に出社してこず、連絡もつかなかった。
夕方に上司が独身アパートを訪ねてみたら、部屋の鍵が開いていて、
入ってみると布団の上に同僚が立膝のまま前にのめるように倒れていて、
目がかっと見開かれていたんで、ただ事ではないと思い救急車を呼んだが、
昨晩のうちに亡くなっていたということだった。

【怖い話】ぷるぷるさん

5 本当にあった怖い名無し
弟から聞いた話だけど、うちの中学の理科室にぷるぷるさんというのがいるらしい

背骨をだらりと垂らした生首がすごい速さで周りを見回して、その度に垂れた背骨がプルプル揺れるからぷるぷるさんらしい
私は中学生の頃科学部だったので理科室で活動していたがそんな話聴いたことも無かったし会った事も無かった
弟とは4つ違いなのでそんな話が出るなら私が卒業して2年以内のはずだが、噂話のネタになりそうな事件なんてなかった
けれどちょっと気になることがあったので
ぷるぷるさんは40~50代の目つきが悪くてひげの濃いおじさんではないか、
学校の近くのアパートの2階の角部屋にもそういうのがいないか聞いたら弟に気味悪がられながら「詳しくは知らん」と言われた


6 本当にあった怖い名無し
背骨つきのひげの濃いおじさんの生首がアパートの角部屋できょろきょろしてるのなら部活前のランニング中によく見たけど
あれがついてきてしまったんだろうか
「背骨つきの生首ってどんな死に方よ…絶対ろくな死に方してないな」
と思ったので無視していたつもりだけどついてきてたなら嫌なものだ
私についてきて家に出るようになるよりはましだけど後輩には悪いことをしたと思う
けど私には除霊とかお祓いとかできないのでどうにもならない
実害も無くただ「学校の怪談」として語り継がれるなら気にするものでもないか、とも思う

最近岩井志麻子の小説を借りたら「ピーガスゥ」という内臓をぶらさげた美女の生首の話があったので
ぷるぷるさんもその仲間かと思ったが、同じ何かぶらさげた生首というくくりでも
美女とひげの濃いおじさんじゃだいぶ違うな、と少々がっかりした

【怖い話】深夜に遭遇した親子?

880 本当にあった怖い名無し
友人とこで麻雀をして夜中の2時ころかな、チャリでアパートに帰る途中。

そこは裏通りでしかもこんな時間だから人の姿はまったくない。
街灯はあるものの、ちょっと薄気味悪く感じながら神社の前にさしかかったら、
道に面した鳥居からだれか出てきた。
小学校低学年くらいの男の子で下を向いて泣きながら歩いてるような感じだ。
「えっ、こんな時間に」と当然思ったが、
2~3mくらい後ろから母親くらいの年配の女の人がついてきた。

そこでさらに「ん!」となった。
男の子の首のあたりからその女のところまでヒモのようなものが伸びていた。
「んん、首輪? 虐待か」と思ったが、近づくにつれてそうじゃないことがわかった。
女の口から舌がべろ~んと伸びて男の子の首筋をチロチロ舐めているんだ。
そう気づいた瞬間、俺はチャリをUターンさせ明るい表通り目指して全速力で逃げた。
後ろは振り返らなかった。

【怖い話】花魁渕にて

878 本当にあった怖い名無し
お盆休みに友達と花魁渕に行って来た。

(真の花魁渕とされてるほう)
真っ暗で「何も見えねー」とか言いながら一通り見て回って、
車に帰る時に、
ガコッ…ガコッ…ガコッ…
って音がしたので、友達と
「お、花魁の下駄の音じゃね!?」
「花魁キターーー!!」
とか言って振り返ったら、何か汚ねえヤマンバギャルみたいなのがいんの。
何年前の流行りだよwってゆー厚底ブーツ履いててさ。
ガコッガコッて、厚底ブーツ引きずってこっちに来てた。
俺は思わず吹いちゃったんだけど、友達は何か知らんがキレて
「俺は花魁見に来たんだよー!まぎらわしい!」
って怒鳴りながら塩ぶっかけてた。

てか、何であんなとこにギャルの霊が居たんだかわからんがw
ヤマンバギャルの霊もいるんだなw
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