61 本当にあった怖い名無し
昔々のお話・・

王様が後継ぎの王子の事について山の隠者である預言者を訪ねた。
挨拶をして手土産を渡し、息子についての相談を持ちかけたところ預言者はこういった。

「貴方には息子はおりませんが・・・いないものの相談を持ちかけられても私には助言はできません。」

王様は何が何だか分からなかったが怒る気にもなれず、王宮に戻って妃にこのことを話したところ、
妃は泣きだし「申し訳ありませぬ。 あの子は貴方の子ではなく、私が浮気してできてしまった子なのです…」と告白した。

王様は驚いたがたとえ血をひいてなくてもこれまで育てた息子に愛着はあったし、妻に関してもすでに過ぎ去ったことだと思った。
そしてすぐに妃を連れてまた預言者の元に行き、今度は妃が息子の事について預言者に相談した。


預言者はすぐに答えた「貴方に息子さんはおりません・・・」